♫二日酔い (00-0001-001)

♫

良い良い二日酔い

飲んで飲まれて飲まれて飲んで

楽しい時間は過ぎた。酔いにまぎれてお前はどこへ行く。歩く先には何があるか。

冬の日、どぶ川のほとり、細い道の暗がりは果てなき闇に続く。

酔いにまかせて男は歩く。稼ぎは少なく、地位も低い。あ～人生楽しかりケリ

放歌斉唱、心の限りお前は叫ぶ。

近所迷惑など知るものか。

ぐいぐいと胃袋が我が存在を押し上げる。

これこそが二日酔いの醍醐味。

こみ上げたものが静まり返った道を汚しかねない。

いやはや危ない危ない。

道も私もまだまだ清い。

紺青の夜、千鳥足でお前はどこへ行く。